オートファジー活性の新素材 オルト サツマイモ由来の芋焼酎酒粕(2025.10.9)


 健康食品開発のオルト(東京都港区)は、オートファジー活性の亢進機能を持つ健康食品素材を開発した。早稲田大学と共同研究した、鹿児島県産サツマイモ由来の芋焼酎酒粕を用いた機能性食品原材料。今後、サプリメントやチョコレート、グラノーラなどへ健康食品、一般食品への利用を促していく。

 同原材料は、芋焼酎製造過程で発生する焼酎粕を再資源化したアップサイクル素材。早稲田大との共同研究で、皮膚や腸、肝脂肪におけるオートファジー活性の亢進機能を見出し、活性酸素によるダメージや炎症の抑制、皮膚バリア機能の強化が期待できるといい、「敏感肌ケアやエイジングケアに有望な素材」だとしている。グルコシルセラミドをはじめポリアミン、食物繊維、タンパク質に加え、ビタミン、アミノ酸など約400種類の有用成分を含むことを確認している。

 同原材料について同社では、廃棄されていた焼酎粕を利用するもので、焼酎粕廃棄問題に対する解決策として、環境負荷の軽減と新たな価値創出を実現できるとしている。

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