米CHSの大豆タンパク製品 サンブライトが販売(2014.12.25)


 米国の農業協同組合大手「CHS」が製造する大豆タンパクの日本国内販売を、㈱サンブライトがこのほど開始した。国内販売代理店契約を締結したことによるもので、CHS製品が初めて日本市場へ本格導入される格好。これにより、CHSはアジア市場開拓に弾みをつける。

 サンブライトは、CHS社製大豆加工食品原料各種の日本国内販売権を得た。当面は、飲料用途に適した分離大豆タンパクの需要開拓に注力する。現在、粉末飲料や食事置き換え型ダイエット食品などへの配合提案を積極的に進めている。

 国内大豆タンパク市場は、不二製油がけん引しつつ、ソレイ社、ADM社といった米国企業のほか中国系メーカーによる製品が展開。その中でサンブライトとCHSは今後、大豆素材大手の製造に伴う品質とコストパフォーマンスの高さを訴求し、市場シェアを獲得していきたい考えだ。

 配合提案に力を入れている飲料用途大豆タンパク「Qシリーズ」についてサンブライトは「溶解性の高さが特徴」だと強調。また、「CHSは製法にも強いこだわりがあり、風味や口あたりに優れる」と話している。

 CHSは、米国の農家や協同組合などが所有するグローバル農業関連企業。穀物、食品のほか、エネルギー事業も展開している。

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