東洋新薬 機能性表示食品で事業戦略方針(2015.3.12)


 健康食品・化粧品ODM(Original Design Manufacturing)の㈱東洋新薬は、食品の新たな機能性表示制度に対する事業戦略方針を固めた。特定保健用食品の許可取得数実績を生かし、機能性表示が可能な素材の提案から、有効性・安全性の評価、最終製品開発、販売までの「トータルサポート」を行う。

 同社はこれまでに258品目のトクホを取得した。新制度では、最終製品での臨床試験方法はトクホに「原則準拠する」、可能な機能性表示の範囲はトクホの表現が「例として挙げられる」などとしているため、同社は「トクホ取得の経験とノウハウを大きく生かせる」と見る。これを活用し、必要資料が多岐にわたる届出手続きの代行にも応じる。「迅速な資料作成が可能」だとしている。

 機能性表示が可能な素材の提案では、「フラバンジェノール」など同社の独自素材のほか、臨床試験論文が多く存在することなどを理由に、機能性表示が可能として市場で注目を集めている複数の素材でも行う方針だ。

 素材提案ではまた、研究レビュー▽最終製品での臨床試験▽作用機序の考察▽食経験情報の収集▽医薬品との相互作用の確認▽機能性関与成分の安全性試験の実施──などにも対応しながら、顧客の要望に合わせた機能性表示、表現も具体的に提案。同時に、広告宣伝などにおける商品キャッチコピーや、食品表示基準に則ったパッケージの提案も行う。

 一昨年6月の閣議決定直後から準備を進めていたこともあり、既におおよその研究レビューを終えて、機能性の表現を具体的に検討しているものもある。例えば、フラバンジェノールでは〝松樹皮由来のポリフェノールが悪玉コレステロールを低減〟、同じく独自素材の「葛の花エキス」では〝葛花イソフラボンが体脂肪をサポート〟などといった表現を提案していきたい考え。

 一方、最終製品開発では、機能性表示食品の重要要件になる品質担保に万全を期す構えだ。機能性関与成分について、最終製品中の含有量分析や安定性試験を徹底し、科学的根拠に基づく含有量を最終製品中で担保できるようにする。品質保証体制に関しても、これまでに認証取得したNSF GMP(cGMP)、健康食品GMP、ISO9001、同22000を活用し、品質、安全性、機能性を担保した機能性表示食品のODMを提案していく構えだ。

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