“数の子”など13品追加 北海道ヘルシーDo(2015.9.10)


 北海道は1日、道独自の機能性表示制度「ヘルシーDo」の第5回認定13品(9社)を決定した。同制度では初の成分となる「DHA、EPA」を含む「健康数の子」(申請者は井原水産㈱、食品形態は一般食品型)を認定、同商品は水産加工品としても初認定となる。

 ヘルシーDoは機能性が科学的に研究された食品成分を使用した道内製造品を対象に「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究が行われた」旨の表示を認める道独自の機能性表示制度。認定品はこれで56品(29社)となった。

 今回の認定では、食品形態別に一般食品型が8品と半数以上に達し、前出の「健康数の子」のほか、パック入り豆腐の「ヘルシーDo‐Fu」(㈱菊田食品)、レトルトカレーの「五島軒ETAS野菜カレー」(㈱五島軒)、スープタイプの「紅一点トマトの美養スープ」(岩田醸造㈱)などが認定を得た。一方、サプリメント型は「エッセンスオブノース アスパラルチン」(レッドホースウェルネス㈱)、「おから乳酸菌プラスオリゴ」(㈱感動いちば)の2品。このほか、飲料系2品、嗜好品1品が認定を得た。

 成分別では、オリゴノール(ライチポリフェノール)5品、ETAS(酵素処理アスパラガス抽出物)4品、ライラック乳酸菌(有胞子性乳酸菌)2品、アスパラガス擬葉1品、DHA・EPA1品。第1回目から認定を得ているアミノアップ化学のオリゴノールや、同社のETASを採用した商品が多かった。

認定品の売上好調

 なお、道は平成26年度のヘルシーDo売上実績調査結果も発表した。販売開始済み認定品(34品)の売上合計は26.6億円で、認定品数が14品と少ないが前年度との比較で146.3%増加した。うちサプリメント型(15品)は3.6億円で同(5品)44.0%増。

 また、認定前と認定後の売上比較は、比較可能な19品を調査し約29.5%増。なかには3~4倍に売上額が増えたものもあった。

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