DgS活性化に機能性表示食 部位別など棚割提案(2016.3.24)

04ドラッグストア下 04ドラッグストア上

 機能性表示食品の売場はどのように提案するべきなのか。ドラッグストア市場を拡大させるための方策を様々な角度から提示する日本チェーンドラッグストア協会では、今月18日から3日間開催されたJAPANドラッグストアショーで機能性表示食品とスマイルケア食による新たな売場づくりを提案した。

 今回提示したのは、これまでバラバラに陳列されていた健康志向食品をカテゴリーごとにまとめ訴求する「食と健康」と題した売場づくり。機能性表示食品とスマイルケア食などを軸に、栄養機能食品や特別用途食品などを選択しやすい売場にし、同時に販売時における情報提供も重要視するもの。

 昨年の展示会でも、関節ケアや骨ケアなど部位別の棚提案はしていたが、制度施行前で実際の商品の陳列はなかった。今年はすでに市場に投入されている各種商品が並べられるようになり、より具体性のある棚提案がなされたといえる。

 記者会見の席で宗像守事務総長は、「新しいカテゴリーとなる『食と健康』の売場提案はマーケット創造の切り口になる」とし、DgS産業のさらなる振興を促した。

 18日に催された開催記念レセプションで来賓挨拶に立った、「ヘルスケア議員懇話会」事務局長を務める秋元司・衆議院議員は、「少子高齢化が進む中で、長寿社会にどう対処していくかは、政治でも大きなテーマ。国も、セルフメディケーションを推進していく」と述べた上で、機能性表示食品については、「消費者庁との議論の中で新しい分野が生まれた。いろいろな商品をメーカーには提供していただき、5兆円産業を目指してもらいたい」と語った。

【写真=2枚とも ドラッグストアショー会場では機能性表示食品の部位別に棚割し、購入しやすいように工夫した見本棚を設置】

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