ノコギリヤシエキス 男性型脱毛症対応で 東洋サイエンスが提案強化(2016.10.6)


 東洋サイエンス㈱(東京都中央区)は、スペインのユーロメッド社製ノコギリヤシエキスを、男性型脱毛症(AGA)対応素材として提案強化している。知見データとともに競争力のある価格を前面に押し出し、新規顧客の開拓も推進していく。

 同社では供給するノコギリヤシエキスで発表された、ヒト臨床によるAGA改善作用のデータを用意する。そのデータでは、中程度のAGA症状の19名を対象に、1日あたりノコギリヤシエキス200㍉㌘とβシトステロール50㍉㌘を21週間摂取してもらった結果、発毛評価と被験者の自己評価により、被験者の6割が「改善した」と評価。その一方、悪化したという評価はなかった。また、プラセボ摂取群との比較では、改善率に明らかな差も認められているという。

 ここ数年、ノコギリヤシエキスは毛髪ケアのサプリメントにも採用されている。最近では毛髪剤を販売するアンファー㈱が、昨年5月、ノコギリヤシエキスを配合したスカルプケアサプリを発売したのを皮切りに、風味を変えた製品や大容量サイズなどを発売。今年6月には㈱エルビーが、アンファーのスカルプDブランドとコラボしたスカルプケアドリンクを販売開始し、今月からはウィッグも取扱う㈱アデランスも㈱グラフィコと業務提携し、コラボレーションサプリメントを販売する。

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