ADEKAの第2四半期は減収増益 食品事業は増収増益(2016.11.28)


 大麦βグルカンなどの機能性素材を取扱う㈱ADEKAは28日、2016年度第2四半期連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.7%減の1088億9500万円、営業利益は同10%増の98億7500万円、経常利益は同1.8%増の88億6500万円で、減収増益だった。

 大麦βグルカンや黒酵母由来の発酵βグルカンを含む食品事業は、売上高が前年同期比7.4%増の316億6000万円、営業利益は同74.9%増の9億3400万円で増収増益。βグルカン事業の売上はまだ大きくないが、国内では製パンや製菓、洋菓子向けのマーガリンなどの販売が好調に推移し、海外では販売・開発体制の強化などにより、中国や東南アジアで売上が増加した。

 また、βグルカンについては今後、製造コスト削減を図るほか、摂取しやすい品質に改良する考え。今年、学会で研究発表したプラズマローゲンについては、製品化を視野に入れているが、まだ2~3年はかかる見通しだという。


Clip to Evernote

ページトップ