DgS 「機能性」を本格展開へ JACDS、売り場作り促す(2017.2.20)


 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)が、ドラッグストア(DgS)各社に機能性表示食品の売り場作りを促す。届出総数が800品目を超えるのに合わせて棚作りを順次進めてもらいたい考えで、品揃えや棚割りに関するマニュアルをまとめ、今月中にも各DgSに配布する計画。ポスター、パンフレットをはじめインターネット情報など、機能性表示食品を生活者に普及啓発するためのツールの整備も進める。

 協会では、DgS各社が機能性表示食品の売り場作りを本格展開できるのは「届出総数が1000アイテムを超えるころ」(宗像守事務総長)になると見る。ただ、その数に達する前に、届出が800品目を確実に超える5月頃から「トライアル」(同)として棚づくりを進めるよう各DgSに促し、本格展開に向けた準備を進めたい考え。

 宗像事務総長は、800品目を超えれば、ドラッグストアで販売できる機能性表示食品も「150アイテムほどにはなるだろう。数本の棚をつくることが可能になる」と話しており、そのタイミングでDgS業界を挙げたキャンペーンを打ちたい考えもあるようだ。

 協会は機能性表示食品の売り場作り提案に当たり、一定の機能性を表示できるビタミン・ミネラルなど栄養機能食品を織り交ぜる手法をDgS各店に促す考えだ。これにより品揃えも広がる。また、景品表示法など表示法の観点から考慮する必要のある店舗における機能性表示食品の表示方法についても、マニュアルの配布を計画している。


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