HACCP手引書、来年度にも 健食事業者向け 日健栄協が作成中(2017.10.16)


 日本健康・栄養食品協会は13日、平成29年度下半期事業活動などに関するメディア懇談会を開き、機能性表示食品の届出支援実績や、健食事業者向けHACCP手引書の作成、健食GMPを考える部会の進捗状況などを報告した。

 機能性表示食品の相談事業では、今年度(半年間)70件対応し、昨年度の129件に迫る数であるとし、届出支援については今年度は現在までに3件対応した。また11月からはテレビ会議のシステムを導入し、遠隔地の企業にも対応できるよう支援体制の強化を図る。

 厚労省から依頼され進めている健食事業者向けHACCP手引書については、これまで2回開いた策定委員会を経て、基本構想として「HACCP7原則の自主的運用を行う製造所向け」「健康食品GMPの第三者認証を取得している製造所向け」の2案を提示した。来年度に手引書をまとめる方針。

 昨年11月からスタートした「これからの健康食品GMPを考える会」は、これまで7回の会合を設け、「国際基準とのハーモナイゼーション」「認証団体が2つ存在する現状」「健康食品GMPの義務化」「健康食品へのHACCP導入義務化への対応」の4点の課題点を抽出し、今年度中に一旦取りまとめを行う。

Clip to Evernote

ページトップ