オハヨー乳業 機能性表示食 口腔内への特性、広く訴求(2017.10.12)

オハヨー合体②

 オハヨー乳業㈱(岡山市中区)は、8月末に機能性表示食品として届出受理されていた「ロイテリヨーグルト」の販売を先月19日から開始した。発売日当日に、全国紙へ見開き広告を出稿するとともに、その前日には同社ロゴの刷新を告知する見開き広告を露出するなど、同社の事業領域の拡大と、機能性表示食品ではほかにない口腔内のヘルスクレームの商品特徴を広くアピールする戦略を打ち出している。


 同社の持株会社・日本カバヤ・オハヨーホールディングスでは今春から10カ年の中・長期計画をスタートさせ、事業推進の柱商材のひとつとして「ロイテリ菌」を挙げている。

 同社としても全国紙への見開き広告は「過去に例のないこと」としており、ロイテリ菌に関わるプロモーションとして数千万円を投資し、その機能性の訴求を進める。まずは関東エリアの1都8県で先行販売し、来年春を目途に全国に販路を広げる。年内を目途に届出受理を見込むサプリメントの販売については、今春設立したヘルスケア領域に特化した事業会社が手掛けていく。

 新発売した「ロイテリヨーグルト」は、ロイテリ菌(L.reuteri DSM17938株)を機能性関与成分に、「口腔内フローラを良好にするL.reuteri DSM 17938株は歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能が報告されています」などと表示する。110㌘入で税抜150円。

 同社は昨年末、ロイテリ菌を保有するスウェーデンのヘルスケア企業バイオガイアAB社と、その日本法人バイオガイアジャパンとの間で、日本国内におけるロイテリ菌を使用したサプリメントの独占販売契約と、同菌を飲料や乳製品の原料として使用するライセンス契約を締結している。

【写真=(上)先月末開催のアンチエイジングフェアに出展、ロイテリ菌の機能性をアピール】
【写真=(下)新製品「ロイテリヨーグルト」と、販売予定のサプリメント】


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