ニッピ コラーゲン新工場を建設 33 億円投資し富士宮に(2018.1.11)


 ゼラチン・コラーゲンペプチド供給大手のニッピが、およそ33億円を投資し、日本国内に新たなコラーゲンペプチド製造工場を建設する。今月に着工し、来年3月に完了予定。昨年12月27日に開催した取締役会で決議した。

 新工場は、同社の既存工場「富士工場」を置く静岡県富士宮市内に建設する。コラーゲンペプチドの新工場の竣工により、自社製造量の大幅な増加を見込む。これまでは、自社製造品に加え、外部調達による製品供給を展開していた。

 このほか、同社のバイオマトリックス研究所が中心となり進めている、新技術開発をベースにした製品化に向けた効率性の向上、市場ニーズに対する迅速・柔軟な対応など、「様ざまな優位性の構築が可能」と見て、新工場の建設を決めた。資金は自己資金と借入金でまかなう。

 同社は、コラーゲンペプチドの原料販売量で国内最大手。17年3月期の売上高は389億7600万円、経常利益は21億7600万円。コラーゲンペプチドを含むゼラチン関連事業の売上高は85億5100万円、経常利益11億4200万円を計上していた。


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