クロレラ原末の供給開始 一般食品中心に展開 サン・クロレラ(2018.2.22)


 1969年の創業から最終商品の販売のみに徹してきたサン・クロレラが、クロレラ原料の供給事業を始める。これまで一部限定的に動かしてきた原料供給事業だが、3月21日から始まる来期を初年度に事業領域を拡大させる。国内営業部が原料事業を担当し、一般食品を中心に展開していく。

 同社では6年程前から、タブレットなどサプリメントタイプ以外の一般食品形態にクロレラを配合させるなど、日常の食卓に利用できるクロレラの新たな提案を進めてきた。自社商品としてクロレラ茶やゼリー、黒豆チョコ、料理用パウダー、うどんなどを市場投入している。

 用意する原料は2種類。有用成分であるC.G.Fを豊富に含んだ独自のピレノイドサ種(サン・クロレラ株)を用いたA原末と、汎用タイプのG原末。特にA原末は、同社商品「サン・クロレラA」でも使用する原末で、独自の細胞壁破砕技術を用いて消化率を向上させるなどの利点を訴求ポイントに売り込む。

 先月開催された健康博覧会でも同原末を紹介し、「一般食の企業から多数の説明を求められた。特に製茶メーカーからの引合いが強い」といい、今後、異業種を含めた各方面への提案を進めていく。




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