ニッピ コラーゲンで新ブランド 世界展開へ (2018.5.10)

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 コラーゲンペプチド製造販売国内最大手のニッピが新ブランドを立ち上げ、新製品を今月投入する。新製品は、コラーゲンペプチドを経口摂取すると血中に移行し、体内で生理機能を発揮すると考えられているジペプチドを規格成分にしたもの。ショウガ由来の酵素を使う特殊コラーゲンペプチドも新ブランドから発売する。国内外で提案し、コラーゲンペプチド世界市場の底上げを図りたい考えだ。

 新ブランドの名称は「Collagenomics(コラゲノミクス)」。既存ブランド「ニッピペプタイド」シリーズとともに、日本をはじめ、美容サプリメント用途を中心にコラーゲンペプチド市場が形成されつつある北米、アジアなど各国で展開する。

 本格生産に入るのは来春を予定。約33億円を投資して来年3月竣工予定のコラーゲンペプチド専用の新工場(静岡県富士宮市)で全面的に生産し、「メイド・イン・ジャパン」であることも訴求しながら国内外に売り込む。本格生産に入るまでの間は、既存国内工場で生産し、サンプルワークなどを行う。

 新ブランドから投入する新製品は、まず、コラーゲン由来アミノ酸であるプロリンとヒドロキシプロリンが結合したジペプチド(Pro‐Hyp)の含量を0.5%(1㌘あたり5㍉㌘)以上で規格化した「DFF‐01」。経口摂取後コラーゲンペプチドの生理活性因子の一つであることが明らかにされているPro‐Hypの生体利用率を、一般的なコラーゲンペプチドよりも高められる新製法を開発した。

 ジペプチドを規格成分にしたコラーゲンペプチドは以前にも開発されていたが、血中移行の頻度が最も高いといわれるPro‐Hypを規格化した製品は世界的に見ても初と考えられる。

 そのほかに新ブランドからは、ショウガ根茎由来成分のジンジベインをコラーゲン分解酵素として使用する特許(第6075656号)製法による「GFF‐01」も発売する。

 規格化については現在検討中だが、Pro‐Hypと同様に、経口摂取後コラーゲンペプチドの生理活性因子の一つと考えられているジペプチドHyp‐Gly(グリシン)に、それらとは別のアミノ酸が結合したトリペプチド「X‐Hyp‐Gly」の含有量が多いことを特長とするもの。生理活性を検証する基礎研究を現在進めており、これまでに骨芽細胞分化促進作用などを持つ可能性を報告。今年に入り学会発表を積極的に進めている。

 Pro‐Hypの生理活性については、これまでに皮膚線維芽細胞増加作用、軟骨細胞石灰化阻害作用、骨芽細胞分化促進作用などが報告されており、経口摂取したコラーゲンペプチドの生理機能を担う活性因子の一つと現在考えられている。

 同社によると、DFF‐01は、一般的なコラーゲンペプチドと比べてジペプチドPro‐Hypが血中に多く移行されることが、ヒト試験で確認している。また、新ブランドには今後、同2品以外の新製品も順次投入していく予定だ。

【イラスト=ブランドロゴ(日本国産コラーゲンペプチドの証にもなる)】




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