カゴメが生鮮トマトで届出 関与成分はGABA(2018.7.26)


 生鮮食品分野のトマトとしては初の届出受理となったカゴメの機能性表示食品「GABA Select」(生鮮食品トマト)が注目を集めている。リコピンが機能性関与成分ではなかったことも一因だ。

 同品は4日にあった消費者庁の届出情報更新の公表で分かったもの。機能性関与成分はGABAで、研究レビューで届出を行った。3月の届出ガイドライン改正で、生鮮食品の機能性関与成分量の下限は、効果がある量の50%でもよいことになったが、「GABA Select」は研究レビューで効果が確認された量(1日あたり12.3㍉㌘を12週間摂取)をクリアする含有量を確保しているという。

 トマトの機能性成分はリコピンが知られるが、GABAも含有されている。しかし、「GABASelect」を委託生産する高知県の四万十みはら菜園によると、「成分管理はリコピンよりGABAの方が難しい」とされ、リコピンで取り組む生産者が多いという。同菜園では、品種と肥料を工夫することで、GABAの含有量を確保。さらにカゴメの集配センターで毎週に成分検査をすることで、成分管理の課題をクリアしているという。


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