乳酸菌、美肌機能でヒト試験 日清食品、配合品を発売へ(2018.10.25)


 日清食品ホールディングスは22日、「ヒアルモイスト乳酸菌」の摂取により、皮膚細胞がヒアルロン酸を産生する働きを促進することを、ヒト試験で確認したと発表した。

 日清食品では、ヒアルモイスト乳酸菌を配合した新商品を来年1月をめどに発売する方針。
 発表によると、「ヒアルモイスト乳酸菌」(ラクトバチルス・ガセリN320株)は同社が独自に発見したもので、乳児由来乳酸菌とされている。

 試験は皮膚乾燥を自覚する成人43名を対象に、100mLの被験食(ヒアルモイスト乳酸菌配合)を摂取する22名と同プラセボ食を摂取する21名に分けて、8週間摂取してもらった。試験時期は昨年2月から5月にかけて行った。

 その結果、被験食摂取群は、プラセボ食摂取群に比べて、頬の水分量増加や背中の皮膚乾燥の改善などで有意な差が見られたという。

 また、紫外線により赤くなった後に黒くなる「フィッツパトリックスキンタイプⅠ、Ⅱ」を持つ成人70名を、半々づつ被験食(ヒアルモイスト乳酸菌配合カプセル2粒)とプラセボ食の摂取群に分けて、1日1回、8週間摂取してもらい、摂取前後に紫外線を背中に照射して変化を測定した。その結果、被験食群はプラセボ群より有意に炎症や色素沈着が抑制されたという。

Clip to Evernote

ページトップ