IC認証取得、30社に拡大 新たに協和発酵バイオやサラヤ(2019.3.7)

IC認証合体④

【写真=協和発酵バイオ「VELOXチャージ」(写真上)、サラヤ「ゲインズエクストリームスポーツゼリー」(写真下)】

 英LGC社が運用するサプリメントのアンチドーピング認証「インフォームドチョイス」(IC認証)を日本国内で取得した企業が、1日までに30社に達した。新たに協和発酵バイオ、サラヤ、ニュースキンジャパン、大里ラボラトリーの4社が最終製品認証をそれぞれ取得した。LGC社日本総代理店バイオヘルスリサーチリミテッドが1日、公表した。

 現時点では公表されていないが、他にも、新たに販売大手1社が1日までに認証を得ている。
 既存認証取得企業の認証製品追加も公表された。アサヒグループ食品のプロテイン製品シリーズ『ディアナチュラアクティブ』のうち1品、ドームのサプリブランド『DNS』のうち2品がそれぞれ最終製品認証を新たに取得した。

 これにより日本国内でのIC認証取得件数は、1日現在の公表ベースで最終製品62製品(96品目)、原材料3製品、工場施設については1社2工場となった。IC認証の日本上陸は2016年末。短期間のうちに認証取得の動きが広がっている。

 新たに認証を得た企業の製品を見ると、協和発酵バイオは、通販で展開している『VELOXチャージ』(=写真上)で取得した。同社が開発したスポーツ向けアミノ酸ブランド『VELOX』(シトルリン1.5㌘+アルギニン1.5㌘)を配合したサプリメント。今後、認定ロゴマークのパッケージ印刷を順次進める予定だ。『VELOX』を配合した製品については今回、ドームの『DNS』からも新たな認証製品(ドリンク)が出ている。

 また、サラヤでは、コラーゲンペプチドやコーンペプチドを配合したパウチタイプのゼリー飲料「ゲインズエクストリームスポーツゼリー」(=写真下)で認証を得た。商品パッケージ正面に認定ロゴマークを表示した上で近く、市場投入する。

 IC認証の認定ロゴマークを表示した最終製品の流通が広がることで、パフォーマンス維持などのためにサプリメントを利用するプロアスリート等の商品選択に役立つことになる。認証取得企業は、IC認証を得ていることを根拠に、品質の高さなども打ち出していきたい考えだ。



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