発売3カ月で売上高8億円強 オルビスの肌トクホ、販売計画上回る(2019.5.13)


 オルビスが今年1月に新発売した特定保健用食品『ディフェンセラ』の売上高が3月末までに8億円を突破し、販売計画を上回った。ポーラ・オルビスホールディンスの2019年12月期第1四半期決算説明で公表された。発売初年の年間売上目標は22億円。超えてくる可能性がある。

 ディフェンセラは、米由来グルコシルセラミドを関与成分として保湿機能を訴求する粉末飲料のトクホ。日本で初めて発売されるいわゆる「肌トクホ」で、2月下旬からは越境ECで中国での販売も始まっている。

オルビスの19年第1四半期業績は、売上高が1.3%減と微減の123億1700万円、営業利益は30.3%減の17億1900万円。ディフェンセラは、昨年10月に全面刷新したスキンケア化粧品『オルビスユー』シリーズとともに新規顧客の獲得に貢献した。ただ、反響の高さを受けて2月中旬までに欠品が発生するなど品薄状態に。また、発売と同時にテレビCMなど積極的な広告宣伝を行った影響もあり、オルビス全体で減収減益となった。

 ポーラ・オルビスHDによると、ディフェンセラの品薄状態は4月中旬までに解消された。オルビスによると、同品は発売1カ月で約8万個、金額としては約2億5000円を売り上げた。同品の販売価格は税込3456円(日本国内価格)。

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