健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

【写真＝大木商談会で披露した、溶かして飲む粉末品のβアラニン商品】

　ミナト製薬は、β-アラニンを用いたアスリート向けサプリメントを開発、年内目途に販売を開始する。医薬品卸業の大木が持つドラッグストアの販売チャネルを活用し、商品の浸透を図る。最終商品の販売とともに、ＯＥＭも同時に進める。

　食品・化学品の専門商社を通じて同原材料を調達する。ほぼ商品設計は出来上がっており、現在、β-アラニンの輸入手続きを進めているが、「半年ほどかかると聞いている。早い段階で市場に投入したい」（担当者）としており、手続きが済み次第、年内にも販売を始めたい意向だ。

　先月下旬に開催された大木の秋冬展示商談会で初めて披露し、「かなりの方に興味を持っていただいた」（同）といい、年明けの正式販売を前に手応えを感じたようだ。

　同社はこれまでに、登山家向けのインスタント麦茶や、カロリー補給食品など、アスリート向けの商材を相次いで開発、事業領域を拡げてきた。それら商材を手掛けるなかで、フィットネスジムやスポーツ用品店などを主要販路とする一方で、それまで手薄だったドラッグストアの販路開拓も進めてきた。βアラニンサプリの販売にあたっては大木専売品として、そのバックアップのもと売り込みを進めていく。内容量・価格は、2.4㌘×30包入で税抜2800円で想定している。