TTC 粘膜免疫で届出サポート S‐IgA増加を作用機序に(2019.8.22)


 食品CROのTTCはこのほど、分泌型免疫グロブリンA値の増加による粘膜免疫機能向上を作用機序とする機能性表示食品の届出サポートを開始した。実質的な免疫機能に関する届出はこれまで実現しておらず、届出が実現すれば機能性表示食品市場のさらなる活性化に貢献しそうだ。

 消費者庁の機能性表示食品届出ガイドライン(GL)では、科学的根拠に基づき説明されていない表示例として「限られた免疫指標のデータを用いて身体全体の免疫に関する機能があると誤解を招く表現」が挙げられており、こうした状況もあって、免疫機能に関する届出はこれまで実現していない。

 ただ、GLでは、免疫関連の表示を不可とする直接の記載はなく、TTCでは免疫に関する長年の研究を背景に「免疫を作用機序として、この免疫機能と関連する健康増進効果を併せて表示することは可能」(山本哲郎社長)だとし、検討を続けてきた。

 具体的には、免疫分野の指標の一つとされる、唾液中の分泌型免疫グロブリンA(s‐IgA)が、粘膜の免疫機能に影響を及ぼすことに着目し、乳酸菌など複数の食品素材の摂取により、s‐IgA値を向上させ、粘膜の免疫機能向上させるというもの。具体的な届出表示案として「本製品は唾液中のs‐IgAの産生を良好に保ち、生活で生じる一過的な疲労感や精神的ストレスを軽減し、睡眠を良好に保つ作用があります」などを挙げている。

 粘膜の免疫機能に着目した機能性表示については、健康食品産業協議会の分科会でも検討が行われており、6月に開催された日本抗加齢医学会の総会で、検討状況が発表さている。

 こうした状況から、TTCでは、粘膜の免疫機能に関する届出サポートを本格的に展開する方針を固めた。これに関連した研究として、花粉症やアレルギー性鼻炎の人もs‐IgAが低いことを確認しており、食品によるs‐IgAの上昇と症状の軽減に関する研究から、目や鼻の不快感関連の届出にも利用できる可能性があるとしている。

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