ペプチド開発・製造受託を開始 富士フイルム 機能性食品等の開発支援(2019.9.30)


 アミノ酸が2から50個結合したペプチドの開発・製造受託サービスを、富士フイルムが10月1日から新たに開始する。これまでに同社で開発、確立した製造手法を活用する。新サービスを通じて、ペプチドが活用されている医薬品や機能性食品のほか化粧品の研究開発を支援する。同社が9月26日に発表した。

 新サービスは、グループ会社の富士フイルム和光純薬を通じて展開する。ペプチドの高機能化や高純度化に対する需要が今後高まると見て、ペプチドの合成・精製などの生産プロセス開発から実際の製造までの一切を受託する。

 富士フイルムではペプチドについて、これまでに少量多品種生産に最適な「固相合製法」から、大量生産に適した「液相合成法」までの製法手法を開発、確立してきた。そのため、「合成が困難な高機能ペプチドなどをスピーディに提供できる」と言い、それを強みに「幅広い顧客ニーズに応える」としている。

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