小林製薬 梅肉エキスの販売開始 「機能性」の届出も(2019.10.10)

小林製薬 梅肉エキス健康食品①

【写真=右:「梅丹UG」 左:「古式梅肉エキス」】

 小林製薬は、今年5月に買収した梅丹本舗の主力健康食品「梅丹UG」など2商品を、10月1日から自社の通販サイトで販売を始めた。同2品については、これまで梅丹本舗で配荷を進めてきた百貨店や通販などの販売チャネルは取りやめ、小林の通販での展開に一本化する。小林が持つ店販、通販のチャネルで梅肉エキスの健康食品を取り扱うのは今回が初となる。

 新たに通販展開するのは「梅丹UG」「[古式]梅肉エキス」の2品。原材料などは従来品と同じ。パッケージについては、従来品のオレンジ、グリーンのカラーイメージは変えずに、使用する文字を修正するなどの刷新とした。

 「梅丹UG」は、国産の梅果汁を直火で加熱する伝統製法でつくった梅肉エキスに、沖縄県産のさとうきび粉末や、国産米粉、寒梅粉を配合し、丸粒状に仕上げた健康食品。約300粒入で税込4860円。

 「[古式]梅肉エキス」は、国産の梅果汁を加熱濃縮した梅肉エキスのペースト状商品。90㌘入で同4881円。

 また同社では、梅に含まれるクエン酸を機能性関与成分にした機能性表示食品の届出を行った。届け出たのは「梅丹」ブランドの梅エキス食品。

 9月30日の届出情報更新で公開された。小林製薬が今回届け出たのは、「梅丹 梅肉エキスa」及び「同b」の2製品。いずれも梅に含まれるクエン酸を機能性関与成分にしたもので、機能性関与成分のシステマティックレビューを届け出ている。

 ただ、届け出たヘルスクレームは異なり、前者は「日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感」の軽減を訴求するのに対し、後者は、それに加えて、「継続的な摂取により、日常生活の疲労感を軽減」する働きを合わせて訴求する。販売時期や販売チャネルなどの詳細は「未定」(広報部)としている。

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