ティーライフ 「機能性」で攻勢かける(2019.10.24)

ティーライフ合体①

【写真=左:今年2月に発売した機能性表示食品「ピント一番ゴールド」 右:年明けに販売予定の「カロバリア」(消費者庁ホームページより)】

 健康食品、化粧品を通販展開するティーライフが、機能性表示食品に関する事業展開を加速させる。今年2月に第1弾商品を市場に投入、今月1日から第2弾となる酢酸を機能性関与成分とする黒酢飲料の販売を開始した。さらに、年明けを目途に、すでに届出公表されている葛の花由来イソフラボン、ターミナリアベリリカ由来没食子酸を機能性関与成分とするサプリメントなど2品の販売を始めるなど、今期中に機能性表示食品を計6品に拡充させる計画だ。

 同社では、来年7月末までの今期中に、機能性表示食品5品の市場投入を施策として掲げている。前述した3品はダイエット対策関連で、現在届出手続きを進めているのは、機能性関与成分は明らかにしていないが、「記憶力の低下対策」に関わるサプリメント。また、それらとは異なるヘルスクレームの商品で現在届出の準備を進めている。

 同社は先月、19年度7月期の業績を発表し、売上高が対前年で27.4%プラスの92億8600万円を計上するなど、過去最高の売上高を達成した。前期は、主力事業とする小売事業において、第2.3類医薬品とともに、機能性表示食品の第1弾製品「ピント一番ゴールド」(ビルベリー由来アントシアニン)を投入するなどしたことが全体の売上伸長に貢献していた。

 また、卸売事業においても、高麗人参エキス配合サプリや黒ニンニクゼリーなどがテレビショッピングで大きく伸長するなど、健康関連商品が業績伸長を底上げしたようだ。

 今月1日から販売を開始した「ヘル酢ケアサポート」は、内臓脂肪を減少させることをヘルスクレームとする機能性表示食品の飲料。熟成した米黒酢に、プーアール茶と玄米、田七人参からつくった独自開発のお酢などブレンドし、飲みやすいグレープフルーツ味に仕上げた5倍濃縮品。500㍉㍑入で税込3980円。まずは自社通販サイトで販売を始め、来月からカタログ通販を展開する。


Clip to Evernote

ページトップ