ファミマ スーパー大麦で強化策 来年度2億食目標に(2019.11.21)


 ファミリーマートは、帝人が手掛けるスーパー大麦を使った商品展開を強化する。11月13日、同大麦を拡販することを目的に、帝人と戦略的パートナーとして提携したと発表した。現在はおむすびなど中食4品を販売しているが、今月19日からはビスケットやせんべいなど商品の領域を広げて品数も増やし、2020年度の販売個数を2億食まで引き上げる。

 ファミマでは、2017年からスーパー大麦を使った弁当など各種商品の販売を開始し、当初想定していた女性層だけでなく、男性層からも支持を得るなどして、今年9月には累計1億食を突破したことを発表していた。

 スーパー大麦の強化策として、今月中旬からのラインナップ拡充とともに、クーポンプレゼントやツイッターを活用したプレゼントキャンペーンを実施するなどして需要を喚起する。

 ファミマでは、「健康」「満腹」「満足」をテーマに商品開発を進めており、スーパー大麦の今回の強化策もその一環。2億食の販売個数はハードルが高いとみられるが、来期には中食の定番商品や中核商品にもスーパー大麦を取り入れることを予定しており、同コンビニ店舗における同大麦の拡販が期待される。


Clip to Evernote

ページトップ