大麦若葉由来食物繊維、初の届出 青汁市場の活性化期待 便通改善を訴求(2020.3.5)


 5日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、「大麦若葉由来食物繊維」を機能性関与成分にした届出が公開された。

 これまでになかった機能性関与成分。栄養素でもある食物繊維を機能性関与成分にした届出は、これまで難消化性デキストリンやグアーガム分解物など一部にとどまっていた。届け出された製品は大麦若葉の青汁で、届出者は東洋新薬。

 大麦若葉は青汁の定番素材。今回の届出は、青汁市場に機能性表示食品が広がる契機になる可能性もありそうだ。大麦若葉末を配合した一般食品の機能性表示食品化が進むことも予想できる。

 同社が今回届け出たヘルスクレームは、「大麦若葉由来食物繊維には、便通を改善する機能が報告されています。便秘気味な方に適した食品です」。科学的根拠は機能性関与成分の研究レビューを届け出た。

 大麦若葉由来食物繊維は、特定保健用食品の関与成分としても知られる。2010年に東洋新薬が初めて表示許可を得ていた。

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