帝人 機能性食品素材事業を拡大 スーパー大麦 台湾へ(2020.3.12)

帝人合体①

【写真=台湾ファミマで販売するスーパー大麦入りのおむすび(上)と、ラップスティック チーズ&スーパー大麦入りサラダ(下)】

 帝人が手掛けるスーパー大麦「バーリーマックス」のアジア展開が始まる。台湾ファミリーマート(全家便利商店)が展開するコンビニエンスストア約3600店において、スーパー大麦入りのおむすびやパンなど10種類の販売が始まることを、帝人が先月27日発表した。スーパー大麦の事業展開はこれまで国内のみだったが、台湾ファミマへの採用を機に、中国をはじめとするアジアにおいて機能性食品素材事業の展開を加速させる。

 帝人は昨年6月、スーパー大麦を生産する豪州のヘルシーグレイン社とアジア諸国における独占販売契約を締結。アジア諸国のなかで市場開拓が見込める中国、韓国、台湾、タイ、インドネシア、シンガポールの6カ国に絞り込み、マーケティング活動を続けていた。

 台湾ファミマでは、食品添加物の削減を目的としたクリーンラベル認証を導入・推進するなど、台湾の「食」に対する健康志向の高まりに対応した商品を開発、展開している。
 一部報道では、台湾ファミマは年内に計20品を投入する計画で、約1億台湾元(約3億6500万円)の売上を見込むと伝えている。

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