日本初の免疫機能対応食品 11月に発売 サプリ、調剤薬局と通販 飲料、全チャネルで全国展開(2020.9.28)


 免疫に対する機能性を表示する日本初の食品・飲料の販売が2020年11月から始まる。まずはサプリメントの販売が同月上旬から順次始まる。その後、同月24日から飲料の販売が全国区でスタート。消費者の反応が大きく注目されそうだ。

 「健康な人の免疫機能の維持をサポート」する働きを訴求する日本初の食品、飲料を発売するのはキリングループ。キリンホールディングスは、サプリメント2製品3アイテムを調剤薬局、通販で発売。キリンビバレッジは、ペットボトル飲料3製品をコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパー、自動販売機など全ての販売チャネルで順次発売する。

 発売するのは全て機能性表示食品。いずれもキリングループの独自素材「プラズマ乳酸菌」を機能性関与成分にしたもので、届出ヘルスクレームは「プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています」。20年8月7日に消費者庁が届出を公開していた。

 キリンHDが発売するサプリメント2製品は販路が分かれる。まず、水なしで飲めるチュアブル錠の製品は、「医療機関取扱サプリメント」として調剤薬局などで展開する。発売は20年11月上旬から順次。

 また、通常のタブレット製品(15日分=60粒入、7日分=28粒入の2アイテム)の販路は通販となる。グループ会社の協和発酵バイオの通販サイトを通じて展開する。発売日は15日分が同11日、7日分が同24日。

 一方、キリンビバレッジが展開する清涼飲料水3製品(いずれも500mLペットボトル)については、同24日から全国で順次発売。発売と同時に販促キャンペーンも展開し、日本初の免疫対応機能性表示食品に対する消費者の間口を一気に最大化する。

 キリングループが販売展開するプラズマ乳酸菌配合食品・飲料は今年、販売金額が大きく拡大しており、8月累月販売金額は前年比2倍以上で推移しているという。機能性表示食品化に伴い売上高がさらに大きく伸びる可能性がある。

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