機能性表示食品 月桃葉抽出物エキスの届出が新たに (2020.10.22)


 10月20日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、月桃葉抽出物を機能性関与成分とする届出が新たに公開された。機能性表示食品制度で定義されている「エキス」としての届出で、ジヒドロ‐5,6‐デヒドロカワインおよび5,6‐デヒドロカワインの2つを指標成分とする。植物抽出物メーカーの丸善製薬(広島県尾道市)が届け出た。

 エキスの届出は、熟成にんにくエキス(届出者=桃屋)、秋ウコンエキス(同=ハウスウェルネスフーズ)に続き3例目となる。

 エキスを機能性関与成分として届け出るためには、表示する機能性にもかかわる指標成分の設定、指標成分の定性・定量確認、エキス全体としての定性確認などが必要になるため、通常よりもハードルが高い。

 丸善製薬は今回、サプリメントでの届出を行った。機能表示については、研究レビューに基づき、「肌が乾燥しがちな方の肌のうるおいに役立つことが報告されています」旨を届け出ている。
 安全性については喫食実績による食経験などで評価。今回の機能性関与成分である月桃葉抽出物を同等量(1日摂取目安量あたり月桃葉抽出物として16㍉㌘)含む飲料が500万本以上販売されているが、原材料、最終製品ともに有害事象の報告はないとしている。

Clip to Evernote

ページトップ