免疫市場の形成始まる キリン、まずはサプリ発売(2020.11.12)

06キリン写真①②

【写真=キリンHDが今月に入り発売したプラズマ乳酸菌を機能性関与成分にした機能性表示食品(サプリメント)】

 キリンホールディングスが日本初の「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」機能性表示食品を11月第1週に新発売した。まずはサプリメントを市場投入。調剤薬局、クリニックへの配荷を進めている他、グループの協和発酵バイオのオンライン販売サイトでも11日から販売が始まった。テレビCMなどの販売プロモーションの展開は、今月24日が予定されているドリンク3商品の販売開始以降となる見通しだ。

 キリンHDが新発売した免疫対応機能性表示食品は、『iMUSE プラズマ乳酸菌サプリメント』(タブレット)および『iMUSE Professional プラズマ乳酸菌サプリメント』(チュアブルタブレット)の2商品。調剤薬局やクリニックに展開されているのは主に医療機関で取り扱われる後者商品で、今月11日現在、「順調に配荷が進んでいる」(同社広報担当)。現時点での配荷店舗数は全国約1500店に達しているという。

 一方、協和発酵バイオは11月11日9時から同2商品の販売を同社通販サイトで開始した。これまで一般健康食品として販売してきた同2商品を機能性表示食品としてリニューアル新発売。販売サイトでは「こんなかたにオススメです」として、手軽に健康対策をはじめたい▽これからも免疫能を維持したい▽体調管理のために乳酸菌を摂りたい──といったニーズを持つ消費者に利用を促している。

 キリンHDの独自素材「プラズマ乳酸菌」を機能性関与成分に、免疫機能に対する働きを訴求する機能性表示食品は、今後も発売が相次ぐことになる。

 まずは、キリンビバレッジが『キリン iMUSE 水』などドリンク3商品を今月24日から全国で発売。また、同社と資本業務提携するファンケルが来月17日からサプリメント『免疫サポート』を発売する。さらに、現時点で発売時期は明らかにされていないが、届出手続きを既に完了させている小岩井乳業がヨーグルトおよびヨーグルトドリンクの市場流通を開始する見通し。

 日本初の機能性表示となることもあり大きく注目されているテレビCMなどの広告宣伝は、ドリンクの発売に合わせて始まることになりそうだ。各ドリンクは、コンビニエンスストア▽ドラッグストア▽スーパー▽自動販売機▽通販──といった全販売チャネルを通じて全国展開される。消費者との接点がサプリメントに比べて多いドリンクのアピールを通じて、免疫対応機能性表示食品市場を一気に形成し、同市場での「iMUSE」の立場を確固たるものとする狙いとみられる。

 また、ファンケルも、『免疫サポート』について大規模な販促を展開することが予想される。同社では、今年度末となる来年3月末までに同品で10億円超を売り上げる構えを見せている。

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