9月の通販協月次調査 健康食品 通販、4カ月連続プラス(2020.11.12)


 日本通信販売協会が11月4日発表した2020年9月の通販売上高調査結果によると、健康食品の売上高は137億1200万円となり、前年同月比は3.1%の増加だった。プラスは4カ月連続。通販では増加傾向が続いている。

 化粧品の売上高は164億3400万円だった。2カ月連続で160億円台に乗ったが、前年同月比は9.2%のマイナス。増加は5カ月連続で止まった。

 昨年10月に実施された消費増税に伴う駆け込み需要の反動で減少したとみられる。
 実際、9月の総売上高は前年同月比で落ち込み、マイナス4.9%の1167億500万円となった。衣料品や家庭用品がそれぞれ11.4%減、11.9%減と2ケタのマイナスだった他、文具・事務用品や雑貨の売上高も減少した。

 前年同月比でプラスだったのは、健康食品の他、健康食品を除く食料品(26.1%増)、通信教育・サービス(36.4%増)、その他(4.2%増)にとどまった。

 ただ、1社あたりの平均受注件数は前の月からやや増加し、7万552件(回答93社)と7万件台に回復した。

 今年4月以降の健康食品の売上高推移を見ると、5月は前年同月比がマイナス(6.3%)となったものの、その他の月は全て増加している。130億円台に届かなかった月はなく、140億円台を4月、6月、8月の3回で記録した。特に6月は12.7%増を示していた。

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