睡眠改善素材「キンネムエキス」を新提案 龍榮総研(2014.8.21)


 独自の漢方理論による健食素材の提案を進める㈱龍榮総研(東京都三鷹市)は、金針菜とネムノキの花の混合原料「キンネムエキス」の原料供給を開始した。近年増加の一途を辿る睡眠障害に対応する食品素材への需要に応えたもの。睡眠を促す用途とともに、それに付随することの多いうつにも対応できる新規原料として積極的な提案を始める。

 同社ではこれまでに、金針菜を用いた最終商品を1997年に上市、さらに機能性強化を目的にネムノキエキスを配合した「ネムナール」を04年に上市するなど、十数年前より睡眠障害に対応する商材を手掛けてきた。

 「不眠を改善する商材はグリシンやラフマ、クワンソウなど数多く市場に出ていますが、当社の独自原料は入眠作用だけでなく、脳の活性化による安眠と美容を促すものです。キンネムエキスがメラトニンや成長ホルモンの分泌を高まるのではないかと考えています」(高橋龍榮社長)としている。

 OEMは以前より対応していたが、今春から最終商品への注文が増え、高まる需要に応え原料の販売に踏み切った。他素材と比べて原価は高めにはなるが、競合商材と差別化できる抗うつを訴求点に採用につなげる方針だ。

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