ラカンカ抽出粉末が注目集める 横浜油脂工業(2015.9.17)
横浜油脂工業㈱が今年5月に供給開始した機能性甘味料「ラカンカピュアパウダー」の注目度が高まっている。既に100社以上から引き合いがあり、同社では5㌘のサンプルを無償配布して味などを確認してもらっている。
また、サンプル配布ではクライアントが使いやすい粉末粒度、液状品の有無など物性に対する意見も集約。同社では今後の原料開発に結び付けるとともに、販路拡大を図る考え。
機能性での訴求にも注力。これまでに、試験管試験でフリーラジカル消去能、社内モニター試験で食後血糖値の上昇抑制作用を確認。今後も「代替甘味料として血糖値のデータは必要不可欠」という考えから、機能性試験を推進していくという。
2品での初年度供給目標量は50㌔㌘。将来的には年間約10㌧を同社では見据えている。
同品は羅漢果の雑味や苦み、タンパク質などの不純物を可能な限り除去し、エリスリトールまたは水溶性食物繊維と合わせた2種類の素材。エリスリトールと合わせた「同ER」は味質が砂糖に近く、水溶性食物繊維と合わせた「同FI」は羅漢果本来の風味と、整腸作用に期待できるという。