オリザ油化㈱は22日、紫茶エキスについてヒトモニター試験を実施し抗肥満作用を確認したほか、動物試験で同作用のメカニズムの一部を突き止めたと発表した。社内男性ボランティア10名を被験者にしたモニター試験の結果、内臓脂肪量やウエストなどの減少が認められたほか、血中コレステロールなども減少。その作用機序としては、β酸化の律速酵素CPT1Aの発現量上昇に伴う脂質代謝の向上が考えられるという。
紫茶エキスにはアントシアニンのほか特有ポリフェノールGHGが含まれる。同社ではこれまでに、マウス試験で抗肥満作用のあることを明らかにしていた。