健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　日本通信販売協会が9日発表した2014年8月度の通販売上高調査結果によると、健康食品は前年同期比10.1％減の146億7200万円と、5カ月連続のマイナスとなった。減少率は前月と比べて1.6ポイント悪化し、2ケタ減は5月度以来3カ月ぶり。売上高は、消費税が引き上げられた4月度とほぼ同水準にまで落ち込んだ。

　総売上高は0.4％増の1090億6600万円と伸び率は僅かだが増加に転じた。化粧品は1.7％増の130億9500万円と2カ月連続で増加し、伸び率は前月と比べて1.4ポイント上昇した。

　この調査は、通販協会員企業145社を対象にしたもの。8月度の1社当たり平均受注件数は7万4392件（回答118社）。前月と比べて約8000件減少した。