タケダ、健食市場に再び参入 ユーグレナ配合食品を新発売(2014.10.16)


武田薬品工業㈱が再び健康食品市場への参入を果たした。16日、ユーグレナ(ミドリムシ)を配合した健康補助食品を通信販売限定で新発売。機能性表示制度への対応も視野に入れている。

16日に同社の通販サイトを通じて新発売したのはハードカプセル型の健康補助食品「緑の習慣」(登録商標)。㈱ユーグレナが製造販売するユーグレナグラリシスを、1日3カプセル当たり500.1mg配合したほか、大麦若葉、ケール、明日葉を加えた。価格は30包入り(1包3カプセル)で税込5880円。

武田薬品ではユーグレナの特有成分「パラミロン」に着目。同社では今後ユーグレナ社と共同で、ユーグレナおよびパラミロンについて、一般用医薬品、医薬部外品、特定保健用食品などの開発可能性を検討していく方針。配合製品に関する包括的提携契約も両社で取り交わした。

武田薬品では新製品の「緑の青汁」の売上高について初年度(2015年3月期)で1.3億円を目指す構え。同社ヘルスケアカンパニープレジデントの杉本政史氏は「2年後、3年後は倍々で伸ばしていきたい」と話している。

武田薬品工業の当時グループ会社の武田食品工業は1996年、マルチビタミンやカルシウムなどの低価格サプリメントを発売していた。コンビニエンスストアなどを通じて販売を手掛けてきた実績がある。

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