コラーゲン大手、新制度に本腰(2014.10.30)


 コラーゲンペプチドを製造販売する新田ゼラチン㈱が、同素材で機能性表示を行いたい考えを鮮明にさせた。29日、取引先などを集めた同社主催シンポジウムを都内で開催し、同社では現在システマティックレビューを行う準備を進めているほか、今後、これまでに実施した二重盲検臨床試験に関する論文投稿や、コラーゲンペプチドの関与成分や作用メカニズムに関しても論文化を行う方針だと説明。機能性関与成分については、血中に多く移行し、線維芽細胞の増殖を促進する働きなどのあることが確認されている複数のジペプチドを想定していると見られる。

 同じくコラーゲンペプチド製造販売の㈱ニッピも、同社製フィッシュコラーゲンペプチドの継続摂取に伴う肌の紫外線障害抑制機能を臨床試験で確認し、先ごろ国内学術誌に英文論文を投稿。海外拡販に活用することも視野に入れている。

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