「コタラエキス」食安委を通過(2014.10.30)

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 食品安全委員会は28日、特定保健用食品(トクホ)の健康影響評価依頼があった「コタラエキス」(申請者は富士産業㈱)について、「提出された資料に基づく限りにおいて安全性に問題はない」とする、新開発食品専門調査会評価書を了承し、即日消費者庁に答申した。これを受けて同商品の審査は消費者委員会に移り、最終的な表示許可に向けた判断を行う。

 同食品はコタラヒムブツ由来チオシクリトールを関与成分に、「食後の血糖値が気になる方に適する」旨の表示許可を求めている粉末清涼飲料水。1日摂取目安量(2包〈1包は2㌘〉)あたりに含まれる関与成分量は、ネオコタラノールとして0.896㍉㌘。

 なお、今年5~6月に行われた同評価書(当時は案)に対する一般からの意見は2通寄せられた。なかには評価対象商品のコタラヒムブツ(サラシア・レティキュラータ)は、別種の類似植物が存在するため、名称や食経験の評価は難しいとの指摘があったが、これに対しては食経験のみではなく商品の動物試験やヒト試験を用いて総合的に評価していること、品質管理について同庁に伝える旨の回答書をまとめた。

【写真は10月28日の食品安全委員会(東京・港区)】

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