植物セラミド、口腔粘膜保湿も 東北大が亜臨床試験(2014.11.20)


 肌の保湿作用が知られる植物セラミドは口腔内の渇きにも機能する──植物セラミドでは従来知られていなかったこんな働きを東北大学東北メディカル・メガバンク機構の坪井明人教授らが二重盲検ランダム化比較試験で先ごろ見出した。丸善製薬㈱が製造販売する、グルコシルセラミド含有パイナップル果実抽出物を使った試験で確認されたもの。同社ではオーラルケア食品への配合提案も始めた。

 試験結果について坪井教授は、「被験者数が少なくパイロット研究の域を出ていない」としつつも、「口腔乾燥に悩む人々に光明を与えるものとなり得る。グルコシルセラミドがヒト口腔粘膜の保湿効果を有する可能性がある」とコメントしている。


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