生活習慣病予防市場が拡大 富士経済調べ(2014.12.1)


 ㈱富士経済は、2013年の健康志向食品(機能性を訴求する明らか食品及びドリンク類)市場が前年比6.8%増の1兆2485億円だったとする調査結果をまとめた。生活習慣病予防を訴求した特定保健用食品(トクホ)飲料や、熱中症対策の飲料が拡大したという。2014年もドリンク類は拡大するとみており、同3.2%増の1兆2889億円を見込む。

 注目市場の一つに挙げた生活習慣病予防市場は、健康油やマヨネーズなどの調味料が中心の明らか食品が苦戦。一方、ドリンク類は特定保健用食品(トクホ)の「ヘルシアコーヒー」「伊右衛門 特茶」の登場で大きく拡大した。14年も中性脂肪と血糖値両方の改善を訴求した「アサヒ食事と一緒に十六茶W」「からだすこやか茶W」も発売され好調となるなど、今後もドリンク類は拡大すると見通した。

 また、美肌効果を訴求する商品については、全体の8割を占めるドリンク類が、消費税改正直後に苦戦するも、夏以降は徐々に需要が回復し最終的には微増と見通した。

Clip to Evernote

ページトップ