高齢者の5人に1人が認知症 厚労省研究班が推計(2015.1.8)
厚生労働省の研究班の推計によると、2025年に認知症罹患者は最大で730万人に及び、65歳以上の高齢者の5人に1人が罹患することが分かった。認知症高齢者は12年に462万人と算出されているので、13年で約270万人増加する。さらに研究班は、60年には高齢者の3人に1人にあたる1154万人が認知症に罹患すると推計している。
厚労省は13年度に認知症対策オレンジプランをスタートさせ、14市町村で「認知症初期集中支援チーム設置促進モデル事業」を進めている。オレンジプランの最終年度は18年度だが、「それ以降は国家戦略に位置付けられる見通し」(厚労省担当官)という。