北海道独自表示、第1号認定に12商品(2013.9.1)

道認定マーク

 北海道庁は28日、健康機能に関する研究が行われた食品成分を含んだ商品を独自に認定する「北海道食品機能性表示制度」の1号認定商品12件(8社)を決めた。いずれも道内で原料の製造から最終製品の製造を行った道内製造品。認定商品には「健康でいられる体づくりに関する科学的な研究が行われたことを北海道が認定したものです」との表示が認められ、機能そのものは表示できないが、一般の食品よりも健康機能が強調できる。間もなく店頭にも並ぶ見通しだ。


 認定商品はサプリメント形態が半数近くあったが、ソフトクリームやドーナッツ、ヨーグルトなど通常の食品もあり豊富なバリエーションとなった。一方、機能性成分は、アミノアップ化学が販売しているAHCCとオリゴノール、フジッコの独自素材である乳酸菌と大豆イソフラボンの計4成分だった。アミノアップ化学は独自の機能性素材の研究開発に力を入れている道内企業で、2成分でそれぞれ5商品ずつ計10商品が認定され、同社のこれまでの取組みが実った格好だ。


 なお、道は認定商品の機能性成分に関するデータベースを構築中で、早ければ9月にもインターネット上に公開する。データベースは機能性成分の概要や学術データが閲覧できるが、薬事法など現行法令に配慮し企業サイトや商品購入サイトなどにはリンクさせない。


 また、公募していた同制度の愛称も「ヘルシーDo(どぅ)」に決まった。「健康」「北海道」を組合せたもので、健康をキーワードにした同制度を連想するのにふさわしいことが採用の決め手になったという。今後、消費者への制度啓発に際し、この愛称を活用していく。

Clip to Evernote

ページトップ