健康産業界の専門紙・健康産業流通新聞

　医療経済研究・社会保険福祉協会がインターネット上で公開している「健康食品素材の科学的実証データベース（ＨＦＳ）」（http://www.hfs-data.jp/）に、新たに54素材の情報が追加された。追加したのは「ウコン、クルクミン」「クマザサ」「ゴマ、セサミン」など植物由来素材50品と、脂肪酸、食物繊維、炭水化物、微生物・キノコがそれぞれ1品ずつ。今回の追加で、同データベースに収載された素材情報は計255素材となった。

　同データベースは健康食品素材（成分）の有効性及び安全性に関する科学的根拠に基づく情報を収載している。情報は国内外の公的機関の報告書やシステマティックレビュー（メタアナリシス）など、信頼できる科学論文の情報に基づいており、一般向けに素材の概要をまとめてあるほか、管理栄養士やサプリメントアドバイザーなどの有資格者や専門家にも利用できるよう、論文の要約なども収載（会員登録が必要〈有料〉）してある。

　なお、次回の素材追加は来年1月を予定し、引き続き植物由来を中心に約35素材の情報を収載する。