DHC、PQQ配合サプリ発売 三菱ガス化学製を採用(2015.3.19)
2013年7月の食薬区分改正で非医薬に新規収載された、ピロロキノリンキノンニナトリウム塩(PQQ)を配合したサプリメントをDHC㈱が新発売した。その機能性として報告されている神経保護作用や神経成長因子の増強作用などに基づき、脳機能への働きを訴求する製品。サプリメントとしては「日本初」の配合だとPRしている。PQQに関して同社では、配合化粧品も販売している。
今月12日に新発売したのは「PQQ+Q10」。1日当たり摂取目安量1粒当たりにPQQ20mgのほか、コエンザイムQ10を35mg配合。ほかに、DHA、バコパエキス、フォスファチジルセリン(PS)、ココナッツオイル、長生ドラジなどを加えた。30粒入りで税込3456円。
配合したPQQは、三菱ガス化学が製造販売する「BioPQQ」(登録商標)で、同原料のロゴマークを、商品パッケージ正面に目立つ形で掲載している。
PQQを巡っては厚生労働省が昨年3月、食品衛生法上の取り扱いに関する通知を発出し、これを輸入、販売、製造する事業者に対し、使用目的や食経験などの資料を同省に提出し、食品添加物に該当するか否かの判断を受けるよう求めていた。これに三菱ガス化学が応じており、昨年後半に同省からの判断を受け、今回のDHCからの配合製品発売に至った。
一方、PQQと同時に非医薬リストに新規収載され、同省がPQQと同様の個別判断を受けるよう求めていたトランス・レスベラトロールについては、同省に資料を提出した企業によると、未だになんら回答はないという。