サプリの年間支出2万円超 総務省統計局(2013.9.19)
総務省統計局は「敬老の日」にちなみ、「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」をまとめた。人口推計や家計調査などの統計情報から高齢者のすがたを浮き彫りにしたもので、60歳代は活動的、70歳以上はより健康に気を配っているすがたがみて取れるなどと分析している。
人口推計(2013年9月15日現在)に基づく65歳以上の高齢者人口は3186万人で過去最多、総人口に占める割合は25・0%で、4人に1人が高齢者となった。いわゆる「団塊の世代」が65歳に達しつつあり、これとは別の推計情報から、この割合は今後も上昇を続けることが見込まれるとしている。
一方、家計調査(2012年、2人以上世帯)によると、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の支出金額は、60歳代で年間1万6700円、70歳以上は2万1900円と、世帯主の年齢が高いほど多く、同支出が最も少ない30歳未満(3900円)と70歳以上では金額の開きが5.6倍に達した。乳酸菌飲料も同様で70歳以上は4900円と、30歳未満(1700円)の2.8倍に達した。