14年の通販、量販店市場は微増 富士経済調べ(2015.4.9)


 ㈱富士経済は、2014年健康・美容食品の通信販売市場(メーカー出荷ベース)が前年比0.8%増の5198億円、量販店市場が同1.8%増の4728億円(ともに見込み)との調査結果を発表した。

 通信販売は、女性シニア層中心だった利用者年齢層が広がり市場は拡大。その一方、消費増税の影響により、シリーズサプリメントのマルチバランスを利用していた層などで需要が落ち込んだ。成分別では、グルコサミン配合の骨・関節サポート商品が多く、競争は激化しているが売れ行きは好調。青汁は野菜不足解消の目的で需要が伸張している。

 量販店は、「アサヒ 食事と一緒に十六茶W」などトクホ飲料のヒットと、機能性ヨーグルトの売れ行きが引き続き好調で市場は微増。成分別でも飲料、固形品などの乳酸菌商品が続伸している。

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