ルテインSR2報 HPで公開 オムニカ(2015.4.13)
㈱オムニカは10日、ルテインの機能性に関するシステマティックレビューを2報、同社ホームページで公開した。機能性表示食品の販売を検討する最終製品販売企業を支援する目的で同社がSRを実施。著作権者である同社が許諾した上で、機能性表示食品の届出を行う販売各社で活用できるようにした。
評価した機能は「黄斑色素光学密度(MPOD)に対する機能性」と、「コントラスト感度およびグレア感度に対する機能性」の2つ。いずれも健常人に対する「高純度ルテイン」の機能性を評価し、肯定的な結果を得たとしている。
このうちMPODに関するSRでは、MPODの上昇をエンドポイントとする表示、あるいはMPODをサロゲートマーカー(代用マーカー)とし、真のエンドポイントとしては例えば、「青色光から眼を守る」などという届出表示が可能と考えられるレビューとなっている。
これらSRを実施したのは、同社社員2名のほか大野重明・北海道大学名誉教授、萩原琢男・高崎健康福祉大学教授、矢澤一良・早稲田大学研究院教授の計5名。最終判定は、北大眼科教授を務めた実績のある大野名誉教授が担当した。
同社によれば、「高純度ルテイン」とは、マリーゴールドオレオレジンをけん化(鹸化)して得られる「高純度遊離体ルテイン結晶」のことで、「有効性と安全性が評議された実績を持つ成分と同等であることの必要条件として総カロテノイド80%以上、かつルテイン遊離体として70%以上含むもの」だとしている。