届出8件が取り下げ 記載漏れなども多く(2015.4.20)
機能性表示食品の届出件数について、16日12時現在で112製品に達したことを消費者庁が17日、明らかにした。そのうち8製品は届出者が届出を取り下げた。届出受理が同日公表された8製品を除くと、16日正午現在96製品の届出が確認作業の途上にある。同庁では、作業を終え次第「随時公表していく」としている。
届出の内訳を食品形態別に見ると、16日正午現在でサプリメント形状の加工食品が62件、その他加工食品は42件。生鮮食品はゼロだった。また、届出者の所在地を見ると、東京・大阪・愛知で約8割を占める。
同庁によれば、届出の多くで何らかの不備があるという。届出受理が公表された8製品についても、届出書が同庁に到着したのは4月1日だったと見られるが、最終的に届出日は8製品中4製品が13日、残りは15日となった。
不備の内容については同庁では、「届出が難しいというより、ケアレスミスといえるものが多い」と説明。記載すべき項目が記載されていない、などといったものだという。ただ、機能性表示の文言について変更を求めたケースも一部あることが確認されている。
一方、届出を取り下げた事例が8件でているが、どのような理由かは不明。同庁でも、理由を尋ねていないため答えられないとしている。
同庁によれば、今後受理され公開される届出の中には、届出日が4月13日により以前のものが出てくる可能性もあるという。13日までに到着した届出のすべてを確認できているわけではないようだ。