コラーゲンを機能性関与成分に キューサイが届出(2015.5.11)
消費者庁は8日、機能性表示食品の届出情報の公開を新たに行い、キューサイが届け出たサプリメント「ヒアルロン酸コラーゲン」が追加、これにより、これまでに受理された届出は計21商品となった。
「ヒアルロン酸コラーゲン」の機能性関与成分はコラーゲンペプチドで、機能性の評価方法は最終商品の臨床試験。「膝関節の曲げ伸ばしを助ける機能があります。膝関節が気になる方に適した食品です」と表示する。「膝関節」を文言に採りいれた表示は初。
コラーゲンペプチドを機能性関与成分とした届出も初で、機能性関与成分が明確とは言い切れないコラーゲンペプチドが対象になり得るかは不透明であったものの、ひとまず受理された。
コラーゲンペプチドの生理活性成分として、摂取すると体内に多く吸収される特定のジペプチドが確認されており、その含有量を規格化した原料も流通しているが、届出情報によれば、機能性関与成分はあくまでもコラーゲンペプチドと見られる。
機能性の科学的根拠とされた臨床試験論文を見ると、被験者は「膝関節痛を有する男女」とされている。ただ、専門医が境界域の人を選抜。選抜の判断根拠は、膝関節に痛みはあるが整形外科等で治療を受けていない、かつ「その関節の状態もケルグレン・ローレンス分類でグレードⅠあるいはⅡの治療が必要ないと専門医が判断したもの」だという。ケルグレン・ローレンスは膝の異常を判定する方法の一つ。ゼロからⅣまで5段階に分類される。
商品発売予定日は6月20日。商品パッケージの正面に「膝関節の動きを助ける」と大きく表示する予定だ。