新制度対応の第三者認証を開始 JAHFIC(2015.6.4)


 機能性に関する科学的根拠を評価するなど、機能性表示食品制度に対応した第三者認証サービスを、日本健康食品・サプリメント情報センター(JAHFIC、田中平三理事長)が今月15日から始める。機能性表示食品制度の届出書類と同じ書類を提出してもらい、消費者委員会新開発食品調査部会の委員経験者など学識者が、安全性、品質、機能性などの根拠資料の妥当性を検証し、機能性表示食品制度の要件に適っているかどうかを認証する仕組み。これにより、不備や疑義の出る可能性の少ない届出書を事前に準備してもらうという。

 このサービスは、JAHFICがこれまでに運営してきた、健康食品やサプリメントの安全性と品質を第三者認証する「ハイクオリティ(HQ)認証」の新サービスとして展開するもの。従来のHQ認証に、機能性に対する認証が付加されたものとなる。

 認証対象とするのは引き続き最終製品と原料製品の両方。原料に関しては、原料メーカーなどが行ったシステマティックレビューや、安全性に関する根拠資料の妥当性を検証するなどして認証するという。JAHFICは「(原料供給先に対する)届出サポートにつながるのではないか」と話している。


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