乳酸菌発酵ブドウで特許取得 日本・バイオ(2013.10.3)
日本・バイオ㈱が製造・販売する乳酸菌生産物質「乳酸菌発酵ブドウ」が、このほど「抗アレルギー組成物」(特許第5329307号)と「メタボリックシンドローム改善組成物」(近日中に公開予定)で特許を取得した。同社の鈴木光政社長は「販路拡大を目的に特許を取得した」とその経緯を説明。既に通販会社など複数社から引き合いがあり、効果が現れている。
乳酸菌発酵ブドウは国内で初めてブドウ種皮と種を培地に使い、植物性乳酸菌と他1種類の乳酸菌を共棲培養して作り出した、菌体物質とその代謝産物を含むエキス。ブドウ由来のポリフェノールが培養前に比べて3倍、ORAC値は33倍の510マイクロモルTE/㌘に高まっているのにはじめ、「レスベラトロールも高含有している」(鈴木社長)。
これまでの研究では、抗肥満作用やⅠ型アレルギーの予防・改善作用、抗酸化作用、美肌作用などが確認されており、学会や論文で発表されている。その中でも、同社ではアレルギーや肥満に対する作用に注目していたことから、今回特許が取れたことは同社の思惑と一致したと言える。