北海道にビジネスを誘致 都内でセミナー(2015.8.13)

北海道セミナー

 食関係のビジネス誘致を目的にした北海道及び北海道企業誘致推進会議主催の「北海道フードビジネスセミナー」が11日、都内で開催され、関係者など約150名が集まった。異業種の農業参入や機能性、付加価値性の高い育種研究など、既にビジネス化された事例を紹介したほか、これらのビジネスを支援する自治体などの取組みについて説明が行われた。

 育種研究ではケルセチン高含有タマネギ「さらさらレッド」や血糖値上昇抑制作用の研究が進められた「さらさらゴールド」を開発した㈲植物育種研究所代表の岡本大作氏が登壇。高齢化の進展や耕作放棄が増える日本の農業にとり、ブランド化や他にはない強みを持った野菜の創出は必要だと訴えた。さらに、今後は種子から生産、加工、流通までを一貫して行い、地域の特産品を作ることに意欲を示した。

 また、道独自の食品機能性表示制度「ヘルシーDo」の説明も行われた。これまでに23社43品を認定したこと、道外企業の制度活用に向け、道内企業へのOEM製造品を認定対象に追加したことや国の機能性表示食品制度創設に伴い、表示の併記ルールを新たに定めたなどの説明があった。
【写真=セミナーでは「北海道ブランド」を活かした食ビジネス参入を提案した(8月12日、東京・中央区)】


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